AlmaLinux9.2 では、curlとwgetのようなユーティリティを使用して、Webサーバーからファイルをダウンロードすることができます。これらのコマンドは似ていますが、それぞれが異なるオプションと機能を提供します。
curl
curl
は、さまざまなプロトコルを使ってデータを転送するためのコマンドラインツールです。HTTP, HTTPS, FTP などに対応しています。特定のURLからファイルをダウンロードするためには以下のコマンドを使います。
curl -o outputfile.txt http://example.com/inputfile.txt
RESTful APIをcurlでテストする例
curl
は、コマンドラインツールであり、HTTPリクエストを送信してRESTful APIをテストするのに適しています。以下では、HTTPメソッド(GET, POST, PUT, DELETE)ごとの典型的な例を示します。
GETリクエスト
APIからリソースを取得するには、GETリクエストを使用します。例えば、ユーザ情報を取得する場合は以下のようになります。
POSTリクエスト
新しいリソースを作成するには、POSTリクエストを使用します。例えば、新しいユーザーを作成する場合は以下のようになります。
curl -X POST -H "Content-Type: application/json" \
-d '{"name": "John Doe", "email": "john@example.com"}' \
http://api.example.com/users
このコマンドでは、-H
フラグでContent-Type
ヘッダーを設定し、-d
フラグでJSONデータを提供しています。
PUTリクエスト
既存のリソースを更新するには、PUTリクエストを使用します。例えば、ユーザー名を変更する場合は以下のようになります。
curl -X PUT -H "Content-Type: application/json" \
-d '{"name": "Jane Doe"}' \
http://api.example.com/users/1
このコマンドでは、-H
フラグでContent-Type
ヘッダーを設定し、-d
フラグで更新されたJSONデータを提供しています。
DELETEリクエスト
リソースを削除するには、DELETEリクエストを使用します。例えば、ユーザーを削除する場合は以下のようになります。
curl -X DELETE http://api.example.com/users/1
これらの例を参考に、curl
を使用してRESTful APIをテストすることができます。実際にAPIをテストする際には、エンドポイントやデータ構造を適切なものに置き換えてください。
wget
wget
もまた、コマンドラインツールで、HTTP、HTTPS、FTPプロトコルを介してファイルをダウンロードする機能を提供しています。wgetは、デフォルトで再帰的なダウンロードをサポートしており、Webサイト全体をダウンロードすることができます。ファイルをダウンロードするためには以下のコマンドを使います
wget -O outputfile.txt http://example.com/inputfile.txt
インストール
AlmaLinuxには、デフォルトでcurl
がインストールされています。wget
をインストールするには、以下のコマンドを実行してください。
sudo dnf install wget
これで、AlmaLinuxでcurlとwgetコマンドを使用してWebサーバーからファイルをダウンロードすることができます。